腰痛3


ちょっと驚くようなタイトルですよね。

ただこれは、急性の腰痛に対してではなく、慢性化した腰痛に対してのことです。

お間違いなく。

 これは、世界的免疫学者の安保徹(新潟大学大学院医学部教授)先生の著作「免疫革命」に、書かれていたことです。

腰痛発現のメカニズム


腰痛の多くは、筋肉に疲労がたまり、休息をとった後や翌日発現することが多くあります。

このとき患部(腰)では、血流の回復が促され疲労物質を取り除くという作業が開始されます

疲労物質が溜まりやすい所とは、相対的に血流障害が起こっているところです。

疲労物質が溜まっているところには、血液を送り込むことができなくなります。

そこで血流を増やすために、血管拡張物質プロスタグランジンという物質が放出されます。

このプロスタグランジンという物質がなかなか曲者で、発熱と痛みを起こします。これが腰痛の原因物質です。

治癒反応とは?


腰痛が治るプロセツは、まず血流が増加し、痛みが発生します。

そして、筋肉や間接組織の修復が発動し、腰痛などの痛みが完治するのです。

痛みは、完治へのシグナルといえるのです。

消炎鎮痛剤の作用


湿布や飲み薬の消炎鎮痛剤は、このプロスタグランジンの産生を阻害する薬剤です。これにより血管は、閉じるようになります。

血流と痛みの物質(プロスタグランジン)が遮断され、一時的に痛みが取れます。

しかし、痛みが取れても、疲労回復や、組織修復は遅くなってしまいます。

 湿布(消炎鎮痛剤)の長期使用は、全身の血流を抑制し、血管を閉じるので血圧の上昇を起こします。

これは、強い交感神経緊張状態であり、高血圧や不眠といった症状を伴います。

 鎮痛消炎剤等は、急性期に限られた期間のみ使用する

 以上が、安保先生の理論の要約です。今まで安易に湿布を長期間使ってしまっていた方、参考にしてください。私も、以前接骨院に勤務していたことがあり、湿布は患者さんによく使用していました、こういうことを知ると湿布の使用も考えてしまいます。



参考文献:「免疫革命」安保徹著 講談社インターナショナル 2003年